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【ラジオ・ヒッチコックR】

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『怪しい彼女』世界中でリメイクされるワケ

どーも、ロッカリアです。
中国、ベトナム、インド、インドネシア、アメリカ、イギリス、ドイツ等々、韓国で2014年に作られたこの映画が、なぜこれほど多くの国でリメイクされるんでしょうか?
その魅力とは何でしょうか?

70歳を超えたおばあさんが、写真館を出ると20歳の若い頃の姿になっている。
タイムスリップじゃなくて、本人だけが若返り、人生をやり直そうとするが、いざやりたい事をしようとすると、そのやりたいことが思い浮かばない。
はて、どうしたものかと思案していると、商店会ののど自慢で歌を披露し、優勝するが、それを見ていた実の孫と、音楽プロデューサーが彼女の人生に深く関わるようになる。
孫からは自分がやっているヘビメタ・バンドのヴォーカルになってくれと頼まれ、プロデューサーの要潤とは淡い恋に落ちる……。

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発想や視点も良くて、最後まで飽きさせない、とってもいい映画だが、それだけなら韓国オリジナル版を見れば事足りるはずだ。
私は韓国版も見ましたが確かにいい映画でした。でも、邦画版を観ている時のように、涙が溢れることはありませんでした。
その理由はただ一つ。
日本語で歌われる「見上げてごらん」や「悲しくてやりきれない」、「真赤な太陽」といった昭和の匂いがプンプンする歌が、心に響くからです。
同じような現象が、中国には中国語の歌、ベトナムにベトナム語の歌と、その国々で心に響く歌があって、その国でリメイクしないと伝わらない物語が、歌が描かれているんだろうと感じます。

「歌は世につれ、世は歌につれ」とう言葉がある。
歌はその時代を反映させるものになるし、時代もまた、歌に影響されたりする。

まだこ映画を未見の人、特にオールドファンの人に、必ず観て欲しい作品です。

そうそう、オリジナルの韓国版をリスペクトして、オマージュを捧げているシーンがあったのでアップしておきます。
若返った女性を演じたシム・ウンギョン本人ではありませんが、衣装は多部未華子のスカートが青色なのに対し、赤色のスカートでした。(ローマの休日のオードリー・ヘップバーンに憧れたファッションです)
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(画像はTV画面を写したものです)

昭和には、歌謡曲やフォーク、ニューミジックや演歌が、生活に深く根付いていたんだなぁと、改めて感じさせてくれる良い映画でした。

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