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【ラジオ・ヒッチコックR】

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『ペンギン・ハイウェイ』アオヤマ君は泣かなかった…

【物語】
好奇心の強い理論派の小学4年生アオヤマ君が、突如街に現れ始めたペンギンの謎と、歯科助手で、オッパイの大きいお姉さんの謎と草原に現れた「海」の謎を、友だち三人と解明しようとする、ひと夏の冒険物語。

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原作を何年か前に読んだ時、最初は、街に突然ペンギンが現れ、街全体が騒動に巻き込まれる、ちょっとした不思議小説かと思った。
ところがラストにさしかかると、凄いSF小説に姿を変えて驚いた。日本SF大賞にふさわしい小説だった。
これがアニメになった。
全体的にバランスが良く、原作と大きくかけ離れるような内容でもなかった。
ただし、夏の冒険物語として見た時は、小説の方に情緒があり、軍配があがる。

小学4年生のアオヤマ君は、次々現れる謎を論理的に解決しようと奮闘する。だが、数々の謎が一つの結論に結びついた時、アオヤマ君の初恋は、終わりを告げてしまう……。

子供の初恋なんて、一過性の麻疹(はしか)みたいなも、そう思うかも知れないが、アオヤマ君のキャラを、大人顔負けの知性の持ち主に設定することで、切なくて、儚い、あのラストに、大人だって共感してしまう。

この時、アオヤマ君は、「僕は泣かない」と言っている。
なぜか? ただの強がりかなのか? 大人だと思っているから?
いや違う。泣いてしまうと、全ての事が現実として終わってしまうからだ。
アオヤマ君は終わったと思っていない。
自分がもっと勉強して、大人になって偉くなった時、お姉さんと会える方法が分かると、確信しているからだ。
なんと言う純粋さなのか。
この純真な心に、アオヤマ君は泣かなったが、私は泣いた……。(←いつもの事ね)

以下は余談です。

アオヤマ君はのお父さんは、息子の質問に対して、直接答えを教えるのではなく、答えを導くヒント、考え方を教えている。

これは、子を持つ親として、結構ヒントになるんじゃないでしょうか。
お父さんもそうだが、アオヤマ君も、疑問や気付いたことをすぐにメモを取る。
実はこの習慣がとても大切で、メモを取る事で、人生がいい方向に進む、そう言っている成功者は多いですよね。(「メモの魔力」とか…)
まだやってないと言う人は、一度挑戦してみては?
人生が少し変わって来ると思いますよ。

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