FC2ブログ

【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

TOP >  シネマ・エッセイ >  ラ行 >  『レディ・プレイヤー1』おもちゃ箱をひっくり返したのは誰だ?

『レディ・プレイヤー1』おもちゃ箱をひっくり返したのは誰だ?

どーも、ロッカリアです。
今日はネタばれしないといけないので、未見の人は読まないで下さいな。

さっそくですが問題です。この映画の監督をしたスティーブン・スピルバーグ、彼の作品の特徴なんでしょうか?
『激突!』がテレビに登場してから幾星霜、スピルバーグ監督作品を見てきた映画ファンなら簡単ですね。
彼の作品に絶対欠かせないのが、全編を貫く極太のサスペンスだ。
観客を宙ぶらりんにして、ハラハラドキドキの感情を高いレベルで結末まで維持させる名手です。
誰よりもサスペンスフルな作品を作り上げるのがスピルバーグです。

スクリーンショット 2019-03-13 21.46.40

ガッカリヽ( ´_`)丿ですな。
原作小説の「ゲーム・ウォーズ」とも全くの別物でした。(もちろんそれが映画の持ち味なのだが…)
原作の方は、まだアタリ社があった80年代のゲーム、映画や音楽を取り扱っていたが、それよりも日本の特撮、アニメといったカルチャーに比重が置かれていた。
映画の方はと言うと、ガンダムやメカゴジラ、金田のオートバイ以外、殆どがハリウッドの作品、キャラクターのオンパレードで驚いた。
監督はこのキャラクターを見せることに必死、と言うより四苦八苦で、彼が得意とする少年少女たちのキャラの掘り下げ方が足りないし、冒険が全く描かれていなかった。
サスペンスは何処へ? と問いかけたくなるほどスピルバーグらしからぬ作品になっている。
一番腑に落ちないのは、ラストでピンチに陥った主人公パーシヴァルが、ベータカプセルを天高く突き出し、ウルトラマンに変身、メカゴジラにスペシウム光線を浴びせる……と言う、オヤジたちがガッツポーズで終わるはずの見せ場がなかったことだ。
いくら版権の問題がクリア出来なかったとは言え、期待に膨らんでいた私の気持ちはどこへ持って行ったら良いのか!
原作の設定だけを取り、中身がこれほどまでに違う物語があるなんて、百歩譲って、キング原作の映画化をみよと、自分に言い聞かせても、まさかウルトラマンが出ないなんて……。(←よっぽど対決が見たかったらしい)

『ウォー・ゲーム』の代わりに『シャイニング』を取り上げたのは、単にネームバリューの差か。
どちらにしても、このシーンは映画ファンなら注目だ。
近い将来、映画の見方がこうなるかも知れない、と言う可能性を持っているからだ。
映画の大部分を、パソコンの中で作ってしまうハリウッド作品。
いくら俳優のモーションキャプチャーを取り入れても、これはCGアニメと思って見た方が良いだろう。(特にオールドファンは)
おもちゃ箱をひっくり返して楽しんでいるような映画に、サスペンスは生まれない。
楽しめるのは子供だけ、我らオールドファンは決して納得できない!
せめて、ウルトラマンさえ出ていたら……(←よっぽどウルトラマンが見たかったらしい)
この映画はポップコーンの王道だと、皮肉って終わりにしたい。

おっと、あまりの批判に、炎上する前に逃げるとするか。それではまた、シュワッチ!!!(炎上するほど人、来ないがな…)

P.S
ウルトラマンがダメなら、マグマ大使とかスペクトルマン、或いはマジンガーZでも良かったのに……。(ええいっ、しつこい!)

コメント






管理者にだけ表示を許可する