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【ラジオ・ヒッチコックR】

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『黒帯ドラゴン』ファンキー版『燃えよドラゴン』です

どーも、ロッカリアです。

1970年代はじめ、ブルース・リーの登場によって、それまでの映画史が完全に塗り替えられました。
ほとんどマイナいーだったカンフー映画が、『燃えよドラゴン』の登場によって注目が集まり、マカロニ・ウェスタンのブームに代わって、香港で大量生産されました。
ブルース・リーの影響はカンフー映画だけに留まらず、ハリウッドや日本のアクションシーンにも、空手、少林寺と言った格闘技が主流になりました。
カンフー映画の数は、出来は置いておき、星の数ほどあると言ってもいいぐらい。
その影響はもちろん世界の映画にも飛び火しました。
『007 黄金銃を持つ男』、『ダイナマイト諜報機関:クレオパトラ危機突破』&『カジノ征服』『荒野のドラゴン』
その中でも、この『黒帯ドラゴン』は、『燃えよドラゴン』のロバート・クローズが監督、出演していたジム・ケリーが主演を務めた、とてもファンキーな内容の映画になっています。

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物語も、設定を少し変えたぐらいで、政府から仕事を依頼されたり、マフィアのワイナリーを要塞に見立て、そこに侵入しするとか、明らかに、二匹目のドジョウ狙いの作品です。
ところが、つまらない作品かと言うと、これがとても面白いんです。

音楽がカンフー映画とは全く関係なく、70年代に地位を確立したファンキーなミュージック。(しかも、センスがいい)
そして、殴る、蹴る、倒す際の効果音が、間違いなく『燃えよドラゴン』のサンプリングです。
主演のジム・ケリーも、すっかりブルース・リーを模倣してるし、ヌンチャクのシーンも再現、言ってみれば『燃えよドラゴン』のパクリ作品に過ぎませんが、それでもオリジナル性を感じるのは、黒人を主演に、黒人音楽を多用したのが要因じゃないでしょうか。

全体的にコミカルなタッチの演出で、もちろんツッコミどころ満載で、ストーリーはあってないようなもの。
でも、楽しめて、普通のカンフー映画と全く違うテイストで、ストレスも解消できちゃいます。(だって効果音がアレだもの)
ただ、残念なのがソフト化されていない事です。
私も去年BSで放送したものを録画して見ました。
画質はDVD並です。

カンフー映画ファンだけじゃなく、広い層に見て欲しいのですが、こう言った面白い作品が見られないなんて、なんと不思議な世の中なんでしょうかねぇ。
そう言えば、『ラスト・ドラゴン』も未ソフト化なんですよねぇ……。


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