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【ラジオ・ヒッチコックR】

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『ソイレント・グリーン』衝撃のラストは一度だけ! 

どーも、ロッカリアです。
ゴールデンウィークですね〜、今日は久しぶりの映画の話です。

1970年代に、TVの洋画劇場で初めて見た時、そのラストのインパクトは凄かった。
10代だった私は、「そんなことが本当に起こったら、世界はもう終わりだ〜」と真剣に思いました。

この映画には原作があります。
ハリイ・ハリスンの「人間がいっぱい」の基本設定を元に制作されました。(映画と原作はかなり違います)

2022年。
人口の爆発、環境破壊が進んだ未来。
今で言う格差社会が極端になったアメリカでは、市民のほとんどが衣食住に困っていた。
とりわけ、食料は配給制で、ソイレント社が海のプランクトンで作った合成食品(ビスケット状)でまかなわれていた。

一方で、富裕層のサイモンソン(ジョゼフ・コットン)はソイレント社の幹部で、高級マンションの一室に、家具として扱われている女性と一緒に暮らしていた。(これ、大問題だが、ラストの伏線になっています)
ところが、彼は重大な秘密を知ってしまい、覚悟していたのか、あっさりと殺し屋によって命を奪われてしまう。
その殺人事件の捜査に乗り出すのが、栄養充分、食糧不足なんてウソだろ! と言いたくなるソーン刑事(チャールトン・ヘストン)だ。
物語は、ソイレント社に隠された秘密を、ソーン刑事が巨大プラントに潜入して暴いていくまでが描かれている。
その彼を、助手的な役割で助けるのが、名脇役の老人、エドワード・G・ロビンソンだ。(『シンシナティ・キッド』の、あのギャンブラーだ!)

ソイレント

1973年から見た2022年の話だから、色々な部分で現在とはマッチしていないが、例えば格差社会などは、日本を含め、アメリカ、中国などで顕著だし、インドや東南アジア諸国では人口爆発、そして環境破壊に至っては、世界中の問題になっている。
食糧不足にしても、都会にあふれているホームレス問題、高齢化社会による安楽死の問題と、この映画が含んでいる問題が、今の現実社会では当たり前のようになっている。
昔から、SF映画なんて絵空事だと単純に決めつけていなかっただろうか?
だとしたら、ラストシーンで、ソーン刑事の叫びを、悪いジョークだと決めつける事が出来るだろうか……。
スクリーンショット 2018-05-03 15.09.57
(インパクトのあるポスターです↑)

ポスターにあるように、暴動を起こした人間たちを、ブルドーザーですくい上げるシーンは、今見ても気分が悪くなります。

余談ですが、エドワード・G・ロビンソンは、この映画の公開を待つ事なく、撮影終了後わずか10日で亡くなられました。
レトロなSF映画でも大丈夫、と言う人にオススメですが、今のスピード感には全く合っていない作品、と言うことだけは、付け加えておきます。

category: サ行

tag: セリフ泥棒  サ行  イラスト 
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コメント

Re: 山田@さんへ

コメントありがとうございます。

「 宇宙戦争・タイムマシン」読まれたんですか、すごいですね。
私は昔、H.Gウェルズの800ページを越えようかと言う研究本を読んだ事があります。
これはあくまで個人的な感想ですが、彼は純粋に科学というものに傾倒し、初期の頃は特に、人類の未来に、作品とは逆に希望を抱こうとしていたんだと思います。
ところが、時代の空気は第一次、第二次世界大戦と、彼が思う科学の理想から離れていき、彼が懸念していた科学の使い方がなされていき、作家としての予言のような「原爆」が現実問題となっていきました。
むしろ、原作者のハリイは、ジョージ・オーウェルの影響を受けているのではいかと。(もちろんこの作品に限り、ですが)

この映画の背景には、山田@さんのいう通り、そこまで深い背景は持っていませんが、私はどうしてもラストの叫びを忘れる事ができないのです。
もちろん、C.ヘストンが言ったような事は、現実的には笑い飛ばせる内容だと私も思います。
映画は往々にして、社会や文明、そして人間に対して強烈な批判を発する事があると思うんです。
それを、たかが映画だから、で終わらせるのはいかがなものか? と言う意味で記事を書きました。
おっしゃるように、時代の空気感は確かに忘れられないほど強烈なものでした。
1970年代の映画を偏愛する私としては、もちろん好きな作品です。

また遊びに来てください。
ロッカリア #- URL [2018/05/04 15:42] edit

山田@

人間が人間を飼う。
元ネタはウエルズのタイムマシンじゃないだろうかと。。。

自分が読んだ本【宇宙戦争・タイムマシン】では、「社会論より進化論や優生学が信じられていた時代背景が反映されている作品である」という書評が書かれてました。

で、ですね。
棲み分け論など、進化論よりも進んだ考え方や、共産主義の先まで知ってしまっている現代の我々としては、この映画は笑い飛ばして良いんじゃないかと思います。

そうですね・・・今使われるとしたら、せいぜいラノベかアニメのネタでしょうね。

ただこれは時代の空気を知る為の貴重な資料で、私も好きなSF映画の一つです。
山田@ #sv3StoMw URL [2018/05/04 13:22] edit

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