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【ラジオ・ヒッチコックR】

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『ヒッチコック/トリュフォー』映画とは何か? 答えはここにある

どーも、ロッカリアです。
フランスの映画監督トリュフォーが、ヒッチコックにインタビューをして、映画とは、一体どういうものなのか? と言う、フィルメイカーにとっての命題に迫ったものが始まりです。

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当時、ヒッチコックは映画監督しての作家性がない、ただの娯楽映画作りの監督だと、ハリウッドでは揶揄されていたのに、フランスで起こった映画革命、ヌーベルバーグの申し子トリュフォーは、映画の師と仰いでいたのがヒッチコックでした。
この映画に出てくる映画監督のマーティン・スコセッシとジェームズ・グレイのインタビューが核となっている。
ヒッチ先生の映画もダイジェストでわんさか出てくるが、やはり『サイコ』と『めまい』中心に、映画にとって大切なものは何か? と言うことがインタビュー形式で語られる。
この映画の中には、現在の映画が抱える問題、欠点を、マーティンとジェームズ二人の監督が言及している。

スコセッシ
“今の映画は、クライマックスの連続だ”

グレイ
“クライマックスばかりだね。
視覚的なクライマックスだけ。
観客の心も荒んで、今やストーリーもクソもない、めちゃくちゃな映画が多い



このインタビューは、スコセッシとグレイは別の場所で撮影されているが、今の映画に対する認識が一緒なのはとても興味深い。
ヒッチコックがこの映画の最後のインタビューで、映画について言及している。
このドュメンタリーに興味を持って、何かのタイミングで見る機会がある人のために、彼の言葉はあえて掲載しないと思うが、興味がなくて、これからもきっと見ないだろうと言う人にも、映画とは? と言う命題の答えを知って欲しいので、追記(続きを読む)に掲載しておきます。
ただ、最近の映画に少しでも疑問を抱く人は、自分の目でこの映画を見ることをオススメします。
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ヒッチコック
“映画の力は、観客のエモーションを生み出すところにある。

メッセージではなく

俳優の名演技でもなく

原作のベストセラー小説の面白さでもない

映画そのもの、映像と音響

純粋に映画的な表現技術が全てなんだ

恐怖だろうと何だろうと、主題は何でもいい

確かなことは

映画の面白さは物語の構成にかかっている

どんなに小さな物語でも

技術的にきちんと作られてさえいれば

世界中の観客を同じように感動させられるはずだ

それだけが映画作家(フィルメイカー)の誇りだ



今のフィルムメーカーに、この誇りがあるのだろうか……。
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