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【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

『妖星ゴラス』無茶苦茶が時に面白い! 

どーも、ロッカリアです。
バテ気味です〜。
このDVDは年末に見ようと思って去年買っていたものです。
やっと見れました。

DSCF3687.jpg

今から55年前の作品。
ハッキリ言ってもう無茶苦茶である。
質量が地球の6000倍もある黒色矮星ゴラスが、地球めがけてやって来る。
大きさは地球の4分の3だが、衝突すればもちろん地球は消滅する。
そこで考えたのが、南極に巨大なロケット推進装置を何台も取り付けて、地球の軌道を変えてしまえ、という結論に。
そんなバカな!
天文物理学などクソ食らえ! だ。
とにかく都合のいいように解釈して、物語は進んでいく。
うそぉ〜、と思いながら、んなバカな、と思いながら、物語が終わりに近づいていくと、ハラハラドキドキ、息を飲んで見てしまった。
映画は時に、こんなに荒唐無稽な話を、見事に作り上げてしまう。
それは、この特撮を担当している東宝の、信じられない作り込みがそうさせているのだ。

たどえば下のシーン。
白川由美が部屋にいるが、窓の外の風景は、描き割りやマット合成と言ったものではなく、全部ミニチュアによるセットなんです。
DSCF3690.jpg
(写真は画面をキャプチャーしたもの)

もう、CGを見慣れている今の目で見れば、奇跡としか言いようがない作り込みだ!
そりゃあ、地球やゴラスをよく見ればピアノ線が見えるし、宇宙ステーションや飛行機だって吊るしてあるの分かる。
それらを含めて、全部手作りで一つの映画を作り上げるというのは、現代から見ても驚異としか言いようがない。

話はガラッと変わって、この映画には、後に制作された「ウルトラマン」に登場するジェットビートルが、国連ビートルとして飛んでいるのが有名です。
この国連ビートルは、ジェットビートルに流用はされていませんが、デザインはそのまま、と言っていいでしょう。

DSCF3689.jpg

昔の特撮映画には、当時の映画人の熱い情熱とアイデアが満載なんです。
ただ、ゴラスを避けた後、地球を元の軌道を元に戻さないといけないのだが、その方法が……。
思わず、「おいおい」と言いたくなりますが、エンドタイトルを見ながら、笑顔になっている自分がそこにいました。

ちなみに、これも余談ですが、この映画にインスパイアされた小説があります。
DSCF3693.jpg
この小説は、現代物理を駆使して、読者も納得なので、興味のある方は一読をオススメします。

 

category: ヤ行

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