【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

映画『メッセージ』からのメッセージがある  

ナゾナゾです。
始まりが終わりで、終わりが始まり、の映画は?
答えはもちろんこの映画です。
どーも、ロッカリアです。


映画の原題はアメリカが『Arriva』、そして邦題が『メッセージ』と、双方テッド・チャン原作のタイトルとは大きく違いますが、この邦題には感心しました。

SF映画で、エイリアンが大挙して地球に来て、人類とコンタクトを取るとくれば、このタイトルから想像するのは、核戦争の危機や民族紛争、環境破壊など危機に瀕している人類に、何らかのメッセージを伝えに来たのでは……、と想像しがちですが、全く違い、実はこの邦題にはとても深い意味がありました。

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映画は時として、見る者に残酷な仕打ちをする事がある。
極力ネタバレを回避して話を進めて行こう。

ただし、フェルマーの定理や、ハンナ(Hannah)をどちらかから読んでも同じ綴りが、映画に関係しているとか、エイリアンは何をしに来たのか、細かい分析はどうでも良い。

この映画は、最後に、観ている観客に残酷な試練を突きつけてくる。
それが、この映画の全てだと言っても良くて、他の現象は、このラストに向けての大いなる伏線、と言っても言い過ぎではないだろう。

この映画は、見るものに問いかけているのだ。
原作はこれだ。
 
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「あなたの人生の物語」(Story of Your Life )
そう、これが、ルイーズに起こった出来事ではなく、もしも「あなたの人生の物語」だとしたら、あなたはどんな決断をしますか? と突きつけられているんだ。

分かっていても、ルイーズのような決断をするのか?
あるいは別の決断、違う道を行くのか?

あまりにも哀しく、そして残酷な選択ではないだろうか?
もし、結末が変わらないと分かっていても、あれだけの愛情を捧げられるのか?
もし、違う道を選択したら、出会えないという後悔はしないのか?

観終わった後、私は思わず、既に大きくなった子どもを強く、そして優しく抱きしめたくなりました。(実際にはなかなか…)

子を持つ全ての親が、子供たちを待っている運命を知る事ができたら、もっともっと愛情を注ぎ、虐待などと言う愚かな行為が世の中から無くなりはしないのか、そんな思いが押し寄せて来ました。

良い映画なので、ぜひ一度、観てください。

Posted on 2018/02/21 Wed. 23:01 [edit]

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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』これはダークな絵本なのだ  

どーも、ロッカリアです。
背中の痛みを無視して頑張るぞい。

そもそも、ティム・バートンの映画を、ストーリーだけ追いかけて見るなんてもったいない。
彼の映画は絵本だと思っている。
それも単純に子供に語りかけられるものじゃなく、お父さんお母さんがベッドで絵本を読み始めようなものなら、子供たちは怖くなって、眠るどころか泣き出してしまうような、そんなダークな絵本だと思います。
『グーニーズ』を子供が主役の楽しい映画と言いましたが、こちらは同じように子供を主人公にしながら、とっても気味が悪いシーンが目白押し。

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始まりは現代だが、いつも独自の世界観を作り出してきたバートンは、現代にありながら、第二次世界大戦のある1日が、永遠にループすると言う世界。
特殊な能力を持った子供たちが、ミス・ペレグリンに守られて過ごす屋敷に迷い込んだのは、16歳になったばかりのジェイクだ。
ジェイクは、この屋敷を訪れるまで、自分は普通の人間だと思っていたが、彼には、他人には見えないモンスターを見ることができる能力があることに気付く。
1943年9月3日と言う日をループしてきたミス・ペレグリンが、ホローガストと呼ばれる異能者のリーダー、バロンに連れ去られてしまい、ついに時間のループが崩れてしまう。
長い間、同じ日を過ごしてきた子供たちは、このままだと一気に年を取って老いてしまう。
ミス・ペレグリンをバロンの手から取り戻そうと、子供たちは特殊能力を駆使して、ホローガストと戦うために立ち上がる。

口からミミズのような触手を出すモンスターや、目ん玉が山盛りになった晩餐会のシーンや、特に後半はダークさ、気色悪さがマシマシです。
時間をテーマにしているだけあった、ラストはアインシュタインの相対性理論をちゃっかり使っていたり、バートン自身も一瞬だけどドアップでカメオ出演してます。
ホローガストたちと戦う後半は、特にオールドファンは必見。
『アルゴ探検隊の大冒険』に登場した骸骨戦士が、最新の技術でわんさか登場します!
大人に向けられたダークな絵本、オススメです。


Posted on 2017/12/11 Mon. 22:06 [edit]

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『モーガン:プロトタイプ L-9』最近多いネタ、と言える  

どーも、ロッカリアです。

DNAを操作して、新しいアンドロイドを作り出す。
今、AIの進化に呼応するように、ロボットも実際に進化していて、映画で描かれるアンドロイド、あるいは人間より凄いレプリカが、現実に姿を現してきています。
先の東京オモチャ・ショーのソニーのブース前にいた、女性のアンドロイドは鳥肌もの、でしたね。
さて、現実がSFを超えだしてきた今、映画の世界でも同じことが言えて、新しいものをただ出して、さあどうでしょうと言われても、ピンとこなくなってきました。

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この映画の人間のレプリカは、赤ちゃん誕生から育てて、5歳児ながら見た目は高校生ぐらいの女の子。
この女の子がモーガンで、完璧な人間に成長させるために、大手企業がプロジェクトチームを作り監視していた。
ところが、朝食を共にしようとした女性に飛びかかり、大けがをさせる事態が。
本社からその調査に出向いてきたのが、この映画の主役のリー(ケイト・マーラ)という女性。
彼女は、チームの全員がモーガンを我が子のように接しているのが気になったが、同時にモーガンが時々見せる別人のような表情を見逃さなかった。
この映画のうまいところは、モーガンがいかに人間らしく成長していくのか? を主題にしているように、ミスリードしているところだ。
とっても可愛らしい女の子なのに、「どうして暴力振るっちゃうんだよ〜、ダメだよ〜」などと親父目線で見ていると、ある時点からガラッと映画の性質が変わり……。

ただ、冷静に見ると、矛盾も多く、予想できる展開ですが、最後の最後に、もう一度観客は騙されることになるのが、この映画のミソじゃないでしょうか。

絶賛するまでには行かないが、他の映画との差別化には成功していると思います。
リドリー・スコットがプロデュースしていて、期待しないで見れば、そこそこ楽しめる作品、という感じです。

Posted on 2017/10/16 Mon. 23:17 [edit]

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『マックィーンの絶対の危機(ピンチ)』レトロSFの傑作  

どーも、ロッカリアです。

この映画が作られたのが、およそ60年前の1958年。
1970年代でよくオンエアされていた時は『人食いアメーバの恐怖』と言うタイトルで、こちらの方が作品の内容をよく表しています。

隕石がアメリカの田舎町に落下、それを発見した老人が、中から出てきた(と言うか突っついて飛び出した)アメーバ状の物体が手に付着する。
彼女とドライブ中だったスティーブはその老人と遭遇、すぐ医者のところに運ぶが、そのアメーバは、人間を吸収しながらどんどん大きくなっていく。
だが、その出来事を警察に話しても相手にされず、アメーバはさらに巨大化、町を襲い始め、ついにスティーブたちにも危険が迫っていた。

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(↑ダイナーの地下に閉じ込められたスティーブは、消化器を手にとって…)

どー見たって、マックィーンのの高校生役には違和感があるし、所々無理をしている場面もあるが、それらを含めて面白い!
例えば、大きなショピングセンターに逃げると、そこへアメーバが侵入してくるのは、『ゾンビ』系映画の定番になっているし、1950年代の古い映画館の様子も見られる。
ちなみに映画館で上映されていたのは『Vampire 』と言う映画でした。
映画には、2時間と言う限られて時間の中で、何世代にもわたる物語が語られたりもするが、この映画のように、一夜の出来事をスリリングに描いて、冒険心をくすぐる作品もある。
個人的には、この一夜の出来事的な作品が大好きです。

マックィーンに乾杯!

Posted on 2017/07/16 Sun. 21:15 [edit]

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