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【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

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★ ヘッダー画像をまたまたチェンジしてみました。
  写真のラジオは愛機クーガー7です!  


『誇り高き戦場』深夜TV洋画劇場の定番作品、これは傑作だ! 

どーも、ロッカリアです。

1970年代、12月になると、決まってこの映画がオンエアされるのは、1944年の12月が舞台だからか。
ベルギーで慰問中だった、エヴァンス(チャールトン・ヘストン)率いるオーケストラの団員70名が、ドイツ軍の捕虜になり、射殺されようとするが、音楽に造詣が深く、天才指揮者エヴァンズを知るシラー将軍(マクシミリアン・シェル)は楽団一行を受け入れる。
そして、シラー将軍はエヴァンスに、我らのために演奏しろ、そうすれば命の保証はすると言うが、この取引をエヴァンスは拒否する。
楽団員からは、俺たちを殺す気か! と詰め寄られるが、エヴァンスにはある思惑があった……。

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オープニングに、ベートーベンの交響曲第5番「運命」を鳴らし、「運命はこのようにドアを叩く」かのごとく、楽団員70名を待ち受けている壮絶な運命を暗示している見事なプロローグだ。
この映画は、天才指揮者と、敗戦が色濃くなってきたドイツ将軍の意地とプライドが激しくぶつかり合う構図が中心だがそれだけじゃない。
楽団員に紛れ込んだ兵士2名が、脱走するシーンにも効果的に音楽を使っていたり、他にもパルチザンが紛れ込んでいたり、エヴァンスとチェリストの女性の過去もロマンスとして描いている。
さらに、脱走を計画したことがドイツ軍にバレていることから、誰か楽団員が裏切っていることも分かる。
最後は激しい銃撃戦が待っていて、エンターテイメントとしても一級作品に仕上がっている。
一番感動したのは、紛れ込んだ兵士が、少ししかトロンボーンが出来ず、それを見抜かれて、一人だけ「演奏してみろ!」と迫られた時、この兵士がとった行動が楽団員の感動を呼ぶ。
このシーンには脱帽だ。

ただ残念なのは、もう10年以上前に、NHK-BS2で録画した画質、まあ、そこまで酷いとは言いませんが、このDVDも負けず劣らず悪い。
さらに音声はモノラル。
せっかくのオーケストラのダイナミック・レンジは皆無だ。
作品の性質を考えると、これは非常に残念だ。
一つ朗報があるとすれば、日本語吹き替えだ。
1982年7月26日に「月曜ロードショー」でオンエアされた、納谷悟朗さんの声でチャールトン・へストンが聞けます。
オールドファンは、ぜひこちらでも楽しんでください。

チャールトン・へストンとマクシミリアン・シェルに乾杯!

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『ビッグ』この映画には、確かに魔法があります 

どーも、ロッカリアです。

移動遊園地の片隅に、忘れられたように置かれてる一台のマシン。
ゾルターと言って、25セントを口の中に入れると、願い事が叶うと言う遊具だ。
そのマシンに、子供のジョシュは「早く大きくなりたい」と願う。
するとマシンから“願いは叶えられた”と言うカードが出てくる。
翌朝、ジョシュが目覚めると大人の体(トム・ハンクス)になっていて、ここから騒動が始まります。

劇場公開版よりも約20分長い、エクステンデッド版を見ました。
こちらの方が断然良い。
オモチャ会社に入社して、徐々に子供心を失っていく姿は丹念に描かれているし、スーザンとの恋もより細かい演出になっています。

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この映画、久しぶりに見たら、不思議な映画に見えました。
それは、子供目線でも大人目線でも、両方の目線で見られる映画と言うふうに。
これは単純に、子供の時は子供の、大人の時は大人の目線で、と言うことではありません。

子供の時は、大人目線でジョシュを見ているし、大人の時は子供目線で彼を見ている。
普段の生活していて、自分の生活を子供の頃の目線で見ることはないけど、果たして、子供の時にうっすらと考えていたような大人に、今の自分はなっているんだろうか?(絶対違うよな……)
そんな事を考えていました。

さて、話はゴロッと変わります。
この映画を見て、朝起きたら大人になっているなんて、荒唐無稽な話ですが、見ていてそんなに違和感を持った人、いなかったんじゃないでしょうか?
そこには、映画にしかできない魔法があるからです。

ゾルターに願い事をすると、目がひかり口を大きく開閉する。
やがて“願いは叶えられた”と言うカードが出てくるが、ゾルターの横を見ると、コンセントが抜けている。
電源が入っていない。
ジョシュは不思議な顔で、少し恐怖感を抱きながらマシンから遠ざかって行く……。
このシーンを見た時、「そんな不思議なことが……」と潜在意識に植えつけられているから、ジョシュが大人の体になっても「そんなバカな」とは誰も突っ込まない。
これこそがムービーマジック!(って、どこかで聞いたぞい)と言いたい。

未見の人には勿論オススメですが、見たことがある人にも、エクステンデッド版で見る事をオススメしておきます。

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『ビッグ・マグナム77』全てがマカロニ仕様なんだね 

どーも、ロッカリアです。

1960年代に、ハリウッドの西部劇をイタリア仕様にして作られたのが、あのマカロニ・ウエスタンだ。
特徴としては、残虐性、ガン・アクション、そして耳に(心に)残る音楽。
もう一つは映画自体が結構「雑」に作られている、と言うこと。

イタリアとカナダの合作で作られたこの映画、マカロニ版『ダーティハリー』+『ブリット』と言えるんじゃないでしょうか。
ただし、あくまでもマカロニ仕様というのが問題なんだけど。

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大学生の妹のに、殺人の疑いを持った刑事の兄が、犯人を追い詰めて行く、と言うのが主題。
でも、ツッコミどころは満載だし、脚本も撮影も全てにおいて荒っぽい。

まず、娘という設定ならまだしも、兄妹って、どんだけ年が離れている? 20歳は軽く違うよ。
そして、スチュアート・ホイットマンが演じる刑事さん、バッジを見せる前に殴るは撃つは暴れるは。

しかも、この映画の中盤にある見せ場のカーチェイス。
刑事が聞き込みに行くと、突然男が走って逃げ、車に乗り込む。
スチュアートも車に乗り込み、逃げるから追う、という構図。
そして二人の車が横転して、出てきた男に刑事が言った言葉は、「この黒い真珠に見覚えはないか?」だと。
一体何台の関係ない車が被害にあったと思ってるんだろ?
ハリー・キャラハンなら即バッジの返却パターンだろ。

おまけに、そのカーチェイスのシーンでも荒い荒い。
晴天だったはずが、気が付くと路面は雨でビショビショ。
でもコーナーを曲がるとすぐにドピーカン!
なんでしょこれ?

しかもしかも、冒頭の銀行強盗犯をマグナムで撃つシーン、音だけで煙も出てない……。
医者を犯人だと決めつけ、捜査の基本もへったくれもない。

カーチェイスのシーンも、『重犯罪特捜班:ザ・セブン・アップス』なんかと比べると、シーンの繋ぎや、ドライバーの表情のインサートなども無茶苦茶である。
それでも、マカロニ・ウェスタンを知っている我ら世代なら、あのカーアクションさえあれば、満足しちゃうのは哀しい性ですな。

この、70年代ダークサイドのアクション映画、¥3000は高すぎる!
テレビで見られた時代なら、お財布にも優しかったのに……。



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『ペーパー・チェイス』勉強するのは誰のため? 

どーも、ロッカリアです。

テレビで頻繁にオンエアされてた頃は、この映画に強く共感したものでした。
人生において、「勉強なんてそんなに役に立たないさ」と、なぜか標準語で思っていました。
「バイオニック・ジェミー」のリンゼイ・ワグナーが好きだったこともあって、この映画はとても好きな作品でした。(もちろん今でも)
GW中に再見しました。
多分何十年か振りだと思います。
そして、この歳になってみると、また、ひと味違った映画に見えました。(映画って、ほんと不思議です)
舞台となったアメリカのハーバード大学は、最近こそランキングを落としていますが、昔は10年連続一位とか、常に上位を占めていました。
ロースクールの教授、キングスフィールドは学生に対してとてもサディスティックな対応で有名で、そんな教授に気に入られようと、主演のハート(ティモシー・ボトムズ)はあの手この手を施すが、いつも空回りに終わってしまう。
おまけに、偶然知り合った年上の女性スーザン(リンゼイ・ワグナー)は、教授の娘で、交際がバレると自分の立場がまずくなってしまう。
そんな中、勉強仲間とはイザコザが絶えず、恋人となったスーザンとの関係も悪化してくる。
やがて、最終試験が迫って来て……。
(↓デートの断りを受けるシーンで、ただ一言、これが怖い〜)
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(↑リンゼイ・ワグナーは、意外とどこが特徴なのか、全く分かりませんでした)

ここからの話は、あんまり面白くありません。
私がキングスフィールド教授にのように嫌われる、大きなお世話な話、をするからです。

この映画を有名にしたのが、あのラストシーンですよね。
詳しくは言えませんが、あのシーンを見た私は、「頑張って勉強なんかしたって、しょせん虚しいもんなんだよ」と思っていました。

私は本を読むのも好きで、月に10冊ぐらい読みます。
というのは、日本で月に7冊以上本を読んでいる人は、全体の4%ぐらい(年によって変動します)しかいない、と言う事を知ったからです。
単純に、その4%の中に入りたかった、と言うのが本音です。

いろんな分野の本を読みます。
昔敬遠していた物理や哲学といった分野にも、頑張って手を伸ばしています。
この歳なって、勉強というのは、一生続く、いや続けないといけないもの、だと言う事がわかってきました。
知恵というのは、本を読む事でしか得られないことは、どんな本にも書いてあります。
役立っているかどうかは分かりませんが(おいおい)まず読んでみよう、という姿勢が、この歳になって大切なことを知りました。
話が大きく脱線しましたが、勉強は、自分のためにする、自分のためにしていると考えると、意外に楽しいもんです。
学生さんたちは、もちろん試験や入試のために勉強をすることに比重があると思います。
でも、実は試験や入試のための勉強も、突き詰めれば、自分の血肉になる、と言う事を忘れなければ、苦しいけど頑張れるんじゃないでしょうか。
学生時代に見たこの映画から、あの時に、そう感じていれば、私も、もう少しまともな、大人になっていたと思います。

勉強は、決して他人のためにするんじゃない、と。
私は、この映画から、強くそう感じました。
今日は、鼻につく自慢話になり、戯言に付き合わせてしまい、申し訳なく感じます。
また明日からは、映画や音楽の楽しい話をしていきましょう。

そうそう、最後に、スーザンとケンカしたのに、次のシーンでは突然仲良くなっているシーンがあってびっくりしました。
編集ミスか、何らかの意図でカットなのかはわかりませんがね。

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