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【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

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『なんとなく、クリスタル』のサントラ盤、懐かしい。 

どーも、ロッカリアです。

リビングを整理していると、レコードラックもついでに埃を払おうとレコードを取り出す。
これが地獄門の扉を開けることになる。
本棚の整理もそうだけど、レコード(や本)を手に取ると、何時間もその場から動く事ができなくなる。
ま、それも楽しいんですけどね。
そこで、ちょっと珍しいサントラをご紹介。
レコード自体は結構売れたから、同世代の人なら「ああ、あれね」と思われるでしょう。

DSCF3743.jpg

田中康夫氏の小説「なんとなく、クリスタル」は、私が二十歳の時に出版され大ヒット、私も読みましたが、そのシチュエーションが少し変わっていました。
新大阪から東京に出張する新幹線の中で読んだのです。
すごい衝撃でした。
これと言った大事件が起こるわけでもなく、ミステリー小説でもない。
ファッションモデルの女子大生の生活が、淡々と描かれているのだが、洋楽には結構うるさかった私にとって、小説の中に実名のアーティストの曲がどんどん出てくるし、『サタデーナイト・フィーバー』を見て、すでにディスコにも行っていたので、リアルに描写された文体からイメージが膨れ上がり、東京に到着する頃には、すっかりクリスタル族になっていました。
特に、主人公が吸うタバコがセーラムと言う銘柄で、駅の売店ですぐに買ってみました。
すごいハッカ味がまた衝撃的で、しばらくの間セーラムばかり吸っていました。(現在は絶煙しました)
次の年ぐらいに、かとうかず子主演で映画化され、その時に発売されたのがこのサントラ盤でした。

A面

1. I Go Crazy / Paul Davis
2. Call Me / Randy Vanwarmer
3. 99 / TOTO
4. Young Girls / The Isley Brothers
5. We Are All Alone / Boz Scaggs

B面

1. Tell Me That You Love Me / Steve Gibb
2. The Old Songs / David Pomeranz
3. You Can Have Me Anytime / Boz Scaggs
4. Seeing You / Jimmy Messina
5. Moonlight In Vermont / Willie Nelson



小説にも出てくるアーティストの曲がいっぱい。
AORを中心にラインナップされていますが、アルバム最後の曲、ウィリー・ネルソンの「ムーンライト・イン・バーモント」が、小説の中では朝から流れて、主人公が朝からこの曲は辛いと行った意味が、曲を聞いて納得したのを覚えています。
中でもアイズレー・ブラザーズの「ヤング・ガール」は衝撃的でしたね。

ウィリアム・ギブソンがサイバー・パンクで、コンピュータ用語をスラング語のように扱っていましたが、それよりも早く、ファッション用語やブランド名が、スラングのように書かれていたのに、カルチャー・ショックを覚えました。
残念ながら、映画はソフト化されていません。(CDも未発売)
音楽をここまで大胆に、小説の中に取り入れたのは、この「なんクリ」が走りだったのではないでしょうか。
後に訪れるバブル全盛期に、DCブランドが横行しましたが、この小説の影響がモロ反映されたのは言うまでもありません。
田中康夫氏は、この小説の数年後に、「たまらなく、アーベイン」と言う本格的な音楽エッセイを執筆しました。

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アーベインとは、アーバンのネイチャー的発音で、AORの名盤100枚を、時々のシチュエーションで紹介しています。
これは当時発売された本の復刻版で、3年前に本屋さんでセレンディピティ、即買いしました。
450ページ以上のボリュームで、どこから読んでも音楽に触れることが出来ます。
最近ポール・デイビスのCDを買いましたが、「アイゴー・クレイジー」が目的でした。
LPの音質は曲によってクリアだったり悪かったりしますが、このアルバムに秘められた個人的な思い出は、曲をどこかで聴く度に再生されます。
レコードラックの中には、確かに私の青春が詰まっていました。

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category: 嗚呼、音楽夜話

tag: 音楽本  サントラ 
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「人生が変わる55のジャズ名盤入門」と言う本を買いました。 

どーも、ロッカリアです。
大阪は雨が降った入り止んだり、シトシトって感じで肌寒いですね。
ジャズの名盤を紹介した本はたくさんありますが、また買ってしまいました。

DSCF3710.jpg

実はランキング形式になっていて、ベスト1にはマイルスの「カインド・オブ・ブルー」
ま、それは当然だろうけど、解説がまた面白い。
ジャズ・ベーシストの鈴木良雄氏が解説されているんですが、数々のアーティストとその現場にいたり、あるいはセッションしたり、実体験からの話がとても面白いんです。

DSCF3711.jpg

秋の夜に、ちょっとジャズでも聴こうかなぁ、でも何から聴けばいいんだろう? と言う初心者的な読み方もできるし、すれっからしのジャズ・ファンでも、人生は変わらないだろうけど、ちょっと聴きかたが変わるかもしれませんね。
この本の面白さ、“読めばわかる!”ことでしょう。

category: 嗚呼、音楽夜話

tag: 音楽本 
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洋楽ファン必読! 「ホテル・カリフォルニアの殺人」がミステリーすぎる! 

どーも、ロッカリアです。

今日は本格ミステリの小説をご紹介しますが、これはちょっと凄いですよ〜。
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」は今も色あせない歴史的名盤ですが、そのアルバムに写っているホテルは、「ホテル・カリフォルニア」でないと言うのは有名で、そんなホテルは当時存在しません。(今はどうか知りません)
余談ですが、大阪のアメリカ村には「ホテル・カリフォルニア」と言うホテルが実在しました。(そこでランチを食べたことがあります。今は無くなっています、多分)
ところが、そんな実在しない有名なホテルで、密室殺人が起こり、その解決に乗り出すのが、日本人のミュージシャンとヒッチハイクで知り合ったアメリカ人なんです。

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砂漠のど真ん中にある、セレブ専用の秘密のホテルが「ホテル・カリフォルニア」で、建物自体のディテール描写もさることながら、砂漠のど真ん中にあって、孤立していると言う設定からして本格ミステリなんです。
しかも、各章のタイトルがイーグルスの名曲から取られ、連続殺人事件の謎を解く鍵が音楽というのだから、洋楽ファンなら読まない手はありません。
「このミステリーがすごい!」大賞の最終候補作品で、「超隠し玉」作品です。

とても読みやすい文体で、普段音楽ばかり聴いていて小説なんか読まない、という人にもオススメです。
この小説を読みながら、「ホテル・カリフォルニア」を聴く。
これ以上の贅沢はないように思います。


category: 迷宮図書室

tag: 音楽本 
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「ビートルズの英語タイトルをめぐる213の冒険」を買いました 

どーも、ロッカリアです。

とにかく公式録音されたビートルズの213曲のタイトルを、全部解説した本です。
ビートルズの持つウィットから解説したり、ある曲は英文法から徹底して解説して見せたりと、213曲のタイトルの意味を知るうちに、ビートルズの懐の深さというか、遊び心というか、インテリジェンスというか、そんな姿が浮かび上がってきます。

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とにかくFAB4ファンにオススメしたい。
例えば「プリーズ・プリーズ・ミー」という曲。
最初の「Please」は「どうか」という意味だが、二つ目の「Please」の意味は?
私は長い間、繰り返すことで強調しているもんだと思っていましたが、二つ目の「Please」には「〜を喜ばせる」という意味があって、改めてタイトルの意味を日本語にすると、♪どうか僕を喜ばせてくれ、となるんですって。
「へぇ〜」だよね。
なんか、タイトルの意味というより、トリビアに近い感じがします。

こんな事が、213曲続くんですよ、面白いじゃありませんか!
この本を読み終わると、絶対他人に自慢できる!
「この曲のタイトルの意味、実はこんな意味があるんだぜ」
なんて知ったかぶりができます。

玉に瑕(たまにきず)なのは、英文法の教科書かいな、と思うぐらい文法の解説に徹底しているところで、私がこの本のタイトルを解説するなら、
「ビートルズの英語タイトルをめぐる213の英文法」と訳しますがね……。

category: 迷宮図書室

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