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【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

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★ ヘッダー画像をまたまたチェンジしてみました。
  写真のラジオは愛機クーガー7です!  


『黄昏のチャイナタウン』空飛ぶジャック・ニコルソン! 

どーも、ロッカリアです。
お盆休みも今日で最後です。(ふ〜)

1974年の名作『チャイナタウン』の続編で、ジャック・ニコルソンが主演と監督を務めました。
前作の衝撃的なラストから約10年後を描いていますが、今回、原題の「二人のジェイク」というタイトルに深い意味があります。
と言うのも、前作でエブリン・モーレイ(フェイ・ダナウェイ)と恋に落ちたジェイク(ジャック・ニコルソン)は、今回同じ名前のジェイクの依頼を受けるが、この依頼がエブリン・モーレイと深く関わってくるからだ。

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(爆風で空を舞うジャック・ニコルソン! タモさんじゃありません!)

この映画を語ることは、前作『チャイナタウン』を見ていないと成立しないし、何を言っても、その前作のネタバレとなってしまい、非常に難しい。
だから、ディテールを話す事だけに留めておきましょう。

探偵ジェイクの所に、妻の浮気調査を依頼したもう一人のジェイクが、その浮気現場で男を射殺してしまう。
しかも、その殺された男が、依頼人のジェイクの仕事のパートナーだったことから、全ては男を殺すための仕組まれた芝居ではないかと、探偵のジェイクは疑うのだが……。

1930年代のロスを見事に再現した前作と比べ、今回はそれほど凝った演出がない。
あるシーンで、探偵ジェイクは爆発によって吹き飛ばされるが、常識的に無傷で助かるなんてありえないし、ジェリー・ゴールドスミスの音楽が秀逸だった前作に比べ、ヴァン・ダイク・パークスの音楽は甘すぎる。
主演のニコルソンも太り過ぎだ。(演出上、あまり関係ない思う)
決してつまらない作品ではないが、続編と言うのは、こうやって前作と比較されるのは宿命なのだ。
監督としてのニコルソンの手腕はどうか?
ポランスキーの冷徹で、突き放したような演出と正反対で、探偵ジェイクがとても身近に感じるが、自ら主演となればそれは当然か。
ラストの衝撃も、やはり前作を上回ることはない。
編集のせいかもしれないが、もう少し物語を整理して、観客に確信は何なのか? がストレートに伝わるような演出が欲しかった、と思います。

言っておきます。
『チャイナタウン』を見ずに、この『黄昏のチャイナタウン』を見ても成立しません。


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『死刑台のエレベーター』ジャンヌ・モローを偲んで… 

先月、7月31日にフランス女優、ジャンヌ・モローさんが死去されました。
ヌーベルバーグの恋人と呼ばれ、同時代を生きた女性たちに与えた影響は計り知れません。
以前のブログで、2011年に『死刑台のエレベーター』の記事を書きました。
改めてイラストを描き直した、リミックス・ヴァージョンで、彼女を偲びたいと思います。

まあ、こう言うことだ。
制作された年代も古く、編集でもアラが目立つ。
お前は忍者か!と突っ込みたくなる場面には目を瞑ったとしても、白昼堂々とビルをよじ登ったり、挙句にフックが付いたロープをそのまま忘れたり……。
そのロープは数時間後、何の説明も無しに、何故か勝手に外れて、道端にいた女の子が拾って持って帰っちゃう……。
この他にも言いたい事や突込み所は多々ある。
しかし、だ。
この映画が現在も名作と呼ばれ、リメイクに、リバイバル上映にと引っ張り蛸になるのにはどんな訳があり、魅力があるのか?
今日はその辺を重視しながら話を進めて行きましょう。

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(夜の街を彷徨うジャンヌ。マイルスの音が聴こえますように……)

ジュリアン(モーリス・ロネ)は、一つ上の階にいる、社長であり、愛人フロランス(ジャンヌ・モロー)の夫、カララ氏を自殺に見せかけた完全犯罪を企んでいた。
計画はアッサリと成功、全てを終えて意気揚々とビルの外へ。
何気に犯行現場を見上げたジュリアンの顔は青ざめた。
犯行に使用したロープがベランダの手すりに掛かったまま……。
慌ててビルの中に戻り、エレベーターに乗り込むが、運悪く今日は土曜日で、ビルの中には警備員だけ。その警備員が誰もいないと思って、ビル全体の電源を落として帰ってしまう。
途中で止まってしまったエレベーターに一人残されたジュリアンは、脱出を試みるがどれも上手くいかない……。

これがこの映画のプロローグで、観客を引き込むには抜群の設定だ。
この殺人に絡んで、二人の若い男女が描かれる。
主役は勿論ジュリアンとフロランスだが、もう一組の若いカップルが、ジュリアンの車を盗んで、行く先々でジュリアンの名前を騙ることで、エレベーターの中に閉じ込められて、手も足も出ないジュリアンと別のジュリアンが勝手に行動して、おまけに殺人事件を犯してしまう。
この辺りが秀逸である。
夫を自殺に見せかけて、殺す計画をジュリアンに実行させたフロランスも、ジュリアンの車を目撃、しかも助手席には若い女が……、と刑事の取調べで証言してしまうありさま。
一部始終を知っている観客は、「ち、違うそ!」と言う、殺人を犯したジュリアンに対して同情意識を植え付け、何とかエレベーターから脱出する事はできないのか?と言う気持ちにさせる。(この辺は、ヒッチコックの手法を大胆に取り入れている。なにせヌーベルバーグですから…)
サスペンス映画なので詳しい事は言えないが、
ジュリアンは閉じ込められたエレベーターから脱出して、完全犯罪を成立させる事ができるのか?
これを軸に、エレベーターの中と外の世界が同時進行して行き、複数の線がラストにはバッチリ集結を見せる。
さすが、の一言である。
さらに、この物語に豊かな表情をもたらしているのが、帝王マイルスのサウンド・トラックである。
オープニングから始まって、愛するジュリアンの行方を追って、夜の街を彷徨うフロランスの心情を見事に映し出していく。
マイルスの音楽無しには、もう考えられないシーンである。
ちなみに、このサウンド・トラックを収録した当時、ぶっつけ本番のような即興演奏が話題になったが、完璧主義者のマイルスがそんな事をするはずも無く、レコーディングの三日前から入念なリハーサルを繰り返し本番を迎えたのだ。
ま、考えてみれば、サウンド・トラックとして全ての曲がレコードと言う形なっているのだから、ジャズのお家芸とも言えるインプロビゼーションの部分は別として、やはりちゃんとしたスコアが存在していたんだろう。

ジャンヌ・モローの魅力、いや魔力。
マイルスの信じられないぐらい素晴らしい音楽。
手持ちカメラによる臨場感あふれる手法。
二転三転する物語の魅力。
そして、ルイ・マルと言う天才監督出現……。

まあ、こう言う事だ。
作られた年代も古く、編集でもアラが目立つ。
しかしながら、演出だけによるサスペンスの盛り上げ方といい、カメラ・アングル、ストーリーの工夫、音楽の使い方といい、これが25歳にして作り上げたデビュー作で、ヌーベルヴァーグの傑作である事に間違いない、と言う事だ。
現代の映画人は、この作品の持っているインパクトに感嘆の声を上げ、25歳と言う、その若さに驚愕すべきである。
(2011年11月22日)

心よりご冥福をお祈りいたします。

category: 過去記事リミックス

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『弾丸特急ジェット・バス』笑えないパニック・コメディ 

どーも、ロッカリアです。

1976年の映画で、当時ブームだったパニック映画のあらゆるエッセンスを抜き取ったパロディ映画。
だが、近年の長距離運行バスの事故などの悲惨なニュースがどうしても脳裏に焼き付いていて、単純に笑えない。
『カサンドラ・クロス』『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』等を揶揄っているシーンが特に目立ちます。

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公開当時も「ロードショー誌」や「スクリーン誌」で酷評だったことを覚えています。
バスを2台繫げて疾走する迫力は、確かにアメリカならではの発想。
日本の道路事情では絶対無理だと思いながら見ていました。
1970年代の、ダークサイド映画ですな。

さて、今日は映画の内容はひとまず置いといて、見ていてあるシーンにおや? と思ったことを紹介します。
まずそのシーンを見てください。
女優のストッカード・チャニングのこのポーズ、これを見てある映画をすぐに思い出しました。

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みなさんの中にも、ああ、あれだ! と思った人もいるんじゃないでしょうかね。
そう、『波の数だけ抱きしめて』の中で、ミポリン(中山美穂)が願いごとをするシーンと同じポーズなんです。

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私は最初にミポリンのポーズにインパクトを受けていたので、ちょっとビックリ。
で、これは何のポーズなのか調べてみると、アメリカで古くから伝わる、願い事をするときの定番ポーズなんですと。(ふ〜ん)

全く関係ない映画と映画が時代を超えて、繋がった感じがして、ちょっとうれしい発見でした。
カルト作品が好きな人限定にオススメです。



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一口メモ(チラシ付き):『ときめきサイエンス』(1985) 

スクリーンショット 2017-05-31 21.27.02 

パソコンの中で、理想の女性を3Dで作ると、そこに『フランケンシュタイン』よろしく雷が落ちて、理想の女性が現実に現れる……って、そんなアホな。
リアリティ無視の80年代SFコメディ青春映画。
高校生役で若き日のロバート・ダウニーが出ていた。(日本語吹き替えでは、交通事故で亡くなった、桜塚やっくんが声を担当しています)

category: 一口メモ

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