2018-05-04 (Fri)
どーも、ロッカリアです。探偵小説では、読者に犯人やトリックを簡単に見破られないように、読者をワザと勘違いする方向に導きます。これをミス・リードと言いますが、この作品は、そのミス・リードに慣れている人ほど、最後に「え?」と言うでしょう。公開当時はエロティック・サスペンスと銘打っていましたが、評価はあまりよくありませんでした。(ネットなどを見ていると今でも…)でも、個人的には、最後の最後までハラハラド...
コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!
どーも、ロッカリアです。探偵小説では、読者に犯人やトリックを簡単に見破られないように、読者をワザと勘違いする方向に導きます。これをミス・リードと言いますが、この作品は、そのミス・リードに慣れている人ほど、最後に「え?」と言うでしょう。公開当時はエロティック・サスペンスと銘打っていましたが、評価はあまりよくありませんでした。(ネットなどを見ていると今でも…)でも、個人的には、最後の最後までハラハラド...
どーも、ロッカリアです。ゴールデンウィークですね〜、今日は久しぶりの映画の話です。1970年代に、TVの洋画劇場で初めて見た時、そのラストのインパクトは凄かった。10代だった私は、「そんなことが本当に起こったら、世界はもう終わりだ〜」と真剣に思いました。この映画には原作があります。ハリイ・ハリスンの「人間がいっぱい」の基本設定を元に制作されました。(映画と原作はかなり違います)2022年。人口の爆発、環境破...
どーも、ロッカリアです。フランスの映画監督トリュフォーが、ヒッチコックにインタビューをして、映画とは、一体どういうものなのか? と言う、フィルメイカーにとっての命題に迫ったものが始まりです。当時、ヒッチコックは映画監督しての作家性がない、ただの娯楽映画作りの監督だと、ハリウッドでは揶揄されていたのに、フランスで起こった映画革命、ヌーベルバーグの申し子トリュフォーは、映画の師と仰いでいたのがヒッチコ...
「 宇宙戦争・タイムマシン」読まれたんですか、すごいですね。
私は昔、H.Gウェルズの800ページを越えようかと言う研究本を読んだ事があります。
これはあくまで個人的な感想ですが、彼は純粋に科学というものに傾倒し、初期の頃は特に、人類の未来に、作品とは逆に希望を抱こうとしていたんだと思います。
ところが、時代の空気は第一次、第二次世界大戦と、彼が思う科学の理想から離れていき、彼が懸念していた科学の使い方がなされていき、作家としての予言のような「原爆」が現実問題となっていきました。
むしろ、原作者のハリイは、ジョージ・オーウェルの影響を受けているのではいかと。(もちろんこの作品に限り、ですが)
この映画の背景には、山田@さんのいう通り、そこまで深い背景は持っていませんが、私はどうしてもラストの叫びを忘れる事ができないのです。
もちろん、C.ヘストンが言ったような事は、現実的には笑い飛ばせる内容だと私も思います。
映画は往々にして、社会や文明、そして人間に対して強烈な批判を発する事があると思うんです。
それを、たかが映画だから、で終わらせるのはいかがなものか? と言う意味で記事を書きました。
おっしゃるように、時代の空気感は確かに忘れられないほど強烈なものでした。
1970年代の映画を偏愛する私としては、もちろん好きな作品です。
また遊びに来てください。