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【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

INFORMATION

『ワンダーウーマン』 

どーも、ロッカリアです。

「地上最強の美女:バイオニック・ジェミー」のリンゼイ・ワグナー以来、久しぶりに憧憬するヒロインです。
ルーブル美術館で働いている(初めて知ったけど)時の、コンサバと言うよりは派手目のボディコンシャス姿から、ワンダーウーマンになった時のコスチューム姿、そのギャップが男心を鷲掴みにしますな。
ガル・ガドットの魅力が、大きくこの映画に貢献している。

物語は、ダイアナが幼少期の頃から始まり、一人前の戦士に成長、そこに初めての男が現れ、第一次世界大戦下のロンドンへ行き、そこから世界を救うために、軍神アレスを求めて旅に出るが、そのアレスが実は……。

私は単細胞な生き物なので、「愛こそが地球を救う」と言った、愛の力や、人を思いやる姿がちゃんと描かれていると、すぐにウルッときてしまうのです。

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マーベルに比べて、DCの方が一人ひとりのキャラの掘り下げ方がうまい。
バットマンにしろ、スーパーマンにしろ、そしてこのワンダーウーマンにしても、背負っているバックグラウンドは重い。
特にDCの方は、ダークな感じが個人的には好きで、単純に「善と悪」と言う勧善懲悪ではなく、正義とは何か? 悪とはどう言ったものなのか、と言う定義もしっかりしている。

ワンダーウーマンがどうして無敵なのか、それはラスト近くで明かされる驚愕の事実、ギリシャ神話もビックリである。
また、女性監督らしい演出も冴えていて、Dr.ポイズン(原作では日本の元プリンセス、マルと言う設定)の描き方が実に繊細だ。
モンスター的な描写を避け、心理描写まで見せる手の込みようだ。

この映画をこれから見る人に、キーワードを二つ上げておこう。
「ゴッドキラー」と「粘土から生まれた子」だ。
この言葉の意味が、最後で明かされるので、覚えていても損はない。

それにしても不思議だ。
ダイアナの成長は、第一次世界大戦の時から、なぜ止まっているんだろうか……。

category: ワ行

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『黒帯ドラゴン』ファンキー版『燃えよドラゴン』です 

どーも、ロッカリアです。

1970年代はじめ、ブルース・リーの登場によって、それまでの映画史が完全に塗り替えられました。
ほとんどマイナいーだったカンフー映画が、『燃えよドラゴン』の登場によって注目が集まり、マカロニ・ウェスタンのブームに代わって、香港で大量生産されました。
ブルース・リーの影響はカンフー映画だけに留まらず、ハリウッドや日本のアクションシーンにも、空手、少林寺と言った格闘技が主流になりました。
カンフー映画の数は、出来は置いておき、星の数ほどあると言ってもいいぐらい。
その影響はもちろん世界の映画にも飛び火しました。
『007 黄金銃を持つ男』、『ダイナマイト諜報機関:クレオパトラ危機突破』&『カジノ征服』『荒野のドラゴン』
その中でも、この『黒帯ドラゴン』は、『燃えよドラゴン』のロバート・クローズが監督、出演していたジム・ケリーが主演を務めた、とてもファンキーな内容の映画になっています。

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物語も、設定を少し変えたぐらいで、政府から仕事を依頼されたり、マフィアのワイナリーを要塞に見立て、そこに侵入しするとか、明らかに、二匹目のドジョウ狙いの作品です。
ところが、つまらない作品かと言うと、これがとても面白いんです。

音楽がカンフー映画とは全く関係なく、70年代に地位を確立したファンキーなミュージック。(しかも、センスがいい)
そして、殴る、蹴る、倒す際の効果音が、間違いなく『燃えよドラゴン』のサンプリングです。
主演のジム・ケリーも、すっかりブルース・リーを模倣してるし、ヌンチャクのシーンも再現、言ってみれば『燃えよドラゴン』のパクリ作品に過ぎませんが、それでもオリジナル性を感じるのは、黒人を主演に、黒人音楽を多用したのが要因じゃないでしょうか。

全体的にコミカルなタッチの演出で、もちろんツッコミどころ満載で、ストーリーはあってないようなもの。
でも、楽しめて、普通のカンフー映画と全く違うテイストで、ストレスも解消できちゃいます。(だって効果音がアレだもの)
ただ、残念なのがソフト化されていない事です。
私も去年BSで放送したものを録画して見ました。
画質はDVD並です。

カンフー映画ファンだけじゃなく、広い層に見て欲しいのですが、こう言った面白い作品が見られないなんて、なんと不思議な世の中なんでしょうかねぇ。
そう言えば、『ラスト・ドラゴン』も未ソフト化なんですよねぇ……。


category: カ行

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『硝子の塔』ミス・リードがうまい! 

どーも、ロッカリアです。

探偵小説では、読者に犯人やトリックを簡単に見破られないように、読者をワザと勘違いする方向に導きます。
これをミス・リードと言いますが、この作品は、そのミス・リードに慣れている人ほど、最後に「え?」と言うでしょう。

公開当時はエロティック・サスペンスと銘打っていましたが、評価はあまりよくありませんでした。(ネットなどを見ていると今でも…)
でも、個人的には、最後の最後までハラハラドキドキ感が楽しめ、ミステリー感も強い作品だと思います。
なので、興味を削がない程度に触れていきましょう。

硝子の塔

マンハッタンにスリバー(原題Sliver)と言う高級マンションがある。
若い女性が帰宅すると、背後からパーカーで顔を隠した男が迫る。
女はナオミ・シンガー(シャロン・ストーン二役)と言って、その男の顔を見て知り合いのようだ。
だが次の瞬間、男はナオミを持ち上げると、ベランダから突き落とした。
警察はこの一件を自殺と断定する。

編集者のカーリー(シャロン・ストーン)は離婚直後で、そんな事故があったとは知らずに、同じ部屋に引っ越してくる。
そこで紳士に接してきた同じマンションに住むゲームデザイナーのジーク(ウィリアム・ボールドウィン)と出会い、パーティーで親密に。
仕事で知り合った作家のジャック(トム・ベレンジャー)も同じマンションに住んでいて、カーリーに猛烈なアプローチをかけてくる。
そして、実はこのマンションには重大な秘密があった。
各部屋のバス・トイレ、リビングに寝室、いたるところに隠しカメラが仕掛けてあり、住人全ての私生活を覗き見しているオーナーの存在がある。
ナオミ殺しに続き、モデルのヴァイダと言う女性も殺されると、犯人はカーリーにまで手を伸ばして来るのだった……。

タイトルの『硝子の塔』とは、もちろん全室にカメラが設置されていて、まるでマンションがガラスで出来ていると言う比喩を込めた、日本オリジナルのタイトルだ。(上手い)

この映画の不評は分かる。
  • 例えば、殺人の動機が不明、よく分からない。
  • カーリーが帰宅して、見たこともない望遠鏡が家にあったら、怖いだろ。誰かが侵入した、と言うことだから鍵も変えるよなぁ、普通。
  • 録画機能もあるのだから、おっと、これはネタバレだからやめよう。
  • 登場人物全てがエロにしか興味がない。
  • ヴァイダ殺しの時も、犯人は相当の返り血を浴びているはずだが……。


疑問も多いが、この全室監視カメラ付きと言う、特殊な状況下でのサスペンスに身を任せよう。

余談ですが、この映画公開当時、カメラ付きのマンションと言うのが話題になり、カメラの設置業者がワイドショーのインタビューに答えていました。
一般のマンションではそんな事はありませんが、ラブホテルでは結構な率で設置されていると思います。私たちも実際に何軒か、オーナーさんの依頼で設置しました。理由は犯罪防止と言う事でした、と。(怖っ)
スタジオ内が騒然となった事は、言うまでも無いでしょう。

今やスノーデンの告発によって、全世界の人々のプライバシーが無くなったと分かった現代。
覚悟が必要な時代だと、肝に命じておきましょう。

同じシャロン主演の『氷の微笑』ほど鮮烈なものではありませんが、原作がアイラ・レヴィンなので、ミステリー・サスペンス好きの人は押さえておきたい作品です。

※もちろん、原作と映画では登場人物の名前も物語も違います。(飼い猫のフェリスも出てきません)


category: カ行

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『ソイレント・グリーン』衝撃のラストは一度だけ! 

どーも、ロッカリアです。
ゴールデンウィークですね〜、今日は久しぶりの映画の話です。

1970年代に、TVの洋画劇場で初めて見た時、そのラストのインパクトは凄かった。
10代だった私は、「そんなことが本当に起こったら、世界はもう終わりだ〜」と真剣に思いました。

この映画には原作があります。
ハリイ・ハリスンの「人間がいっぱい」の基本設定を元に制作されました。(映画と原作はかなり違います)

2022年。
人口の爆発、環境破壊が進んだ未来。
今で言う格差社会が極端になったアメリカでは、市民のほとんどが衣食住に困っていた。
とりわけ、食料は配給制で、ソイレント社が海のプランクトンで作った合成食品(ビスケット状)でまかなわれていた。

一方で、富裕層のサイモンソン(ジョゼフ・コットン)はソイレント社の幹部で、高級マンションの一室に、家具として扱われている女性と一緒に暮らしていた。(これ、大問題だが、ラストの伏線になっています)
ところが、彼は重大な秘密を知ってしまい、覚悟していたのか、あっさりと殺し屋によって命を奪われてしまう。
その殺人事件の捜査に乗り出すのが、栄養充分、食糧不足なんてウソだろ! と言いたくなるソーン刑事(チャールトン・ヘストン)だ。
物語は、ソイレント社に隠された秘密を、ソーン刑事が巨大プラントに潜入して暴いていくまでが描かれている。
その彼を、助手的な役割で助けるのが、名脇役の老人、エドワード・G・ロビンソンだ。(『シンシナティ・キッド』の、あのギャンブラーだ!)

ソイレント

1973年から見た2022年の話だから、色々な部分で現在とはマッチしていないが、例えば格差社会などは、日本を含め、アメリカ、中国などで顕著だし、インドや東南アジア諸国では人口爆発、そして環境破壊に至っては、世界中の問題になっている。
食糧不足にしても、都会にあふれているホームレス問題、高齢化社会による安楽死の問題と、この映画が含んでいる問題が、今の現実社会では当たり前のようになっている。
昔から、SF映画なんて絵空事だと単純に決めつけていなかっただろうか?
だとしたら、ラストシーンで、ソーン刑事の叫びを、悪いジョークだと決めつける事が出来るだろうか……。
スクリーンショット 2018-05-03 15.09.57
(インパクトのあるポスターです↑)

ポスターにあるように、暴動を起こした人間たちを、ブルドーザーですくい上げるシーンは、今見ても気分が悪くなります。

余談ですが、エドワード・G・ロビンソンは、この映画の公開を待つ事なく、撮影終了後わずか10日で亡くなられました。
レトロなSF映画でも大丈夫、と言う人にオススメですが、今のスピード感には全く合っていない作品、と言うことだけは、付け加えておきます。

category: サ行

tag: セリフ泥棒  サ行  イラスト 
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『ドクター・ストレンジ』CGこそ現代の魔法か? 

どーも、ロッカリアです。
皆さんの貴重なレコード体験を読ませて頂き、とても楽しかったです。
また、機会がありましたら、よろしくお願いします。

さて、この映画、魔法とCGの相性はバツグンだ。
CGも一種の魔法だからかも知れない。
ただ、それゆえに、実写であろうがセット撮影であろうが、全てがCGの世界で展開しているように思えて仕方がない。
原作がマーベル・コミックだからそれがむしろ当然なのかも知れません。
じゃあ、実写化になんの意味があるんじゃ! と言う心の声も存在しますが……。

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この作品の主人公が、医者として使えなくなった手を元に戻すために、魔法を習得しようとするが、物語はあらぬ方向へ進み、『インセプション』の夢のシーンを、もっと派手に演出した見せ場もあって、ラストまで飽きずに見れました。
が、結局、この手の映画を見て、純粋に楽しめる歳じゃないんだろうなぁ、と思ってしまいました。(今頃…)

でも、この映画で一番印象的なのは、至高の魔術師ワンがいったセリフだ。
憶えているだろうか。
「死があるから人生が輝く」
何のこっちゃ、と思われる人もいるだろう。
実はこのセリフに似たものを本で読んだことがある。
それは哲学書の入門書的な本で、こんなシチュエーションだった。

ある生徒が先生に尋ねる。
「人は皆死んでしまうののだから、人生は無意味ではないのか?」と。
それに対して先生はこう答える。
「もし、人の命が永遠なら、何を成し遂げても、何をしても、所詮、それは通過点に過ぎない」と。
「そんな人生が有意義な人生といえるだろうか? 人には寿命があるからこそ、人生は輝き、意味があるものになる」

かなり端折った文章で申し訳ないが、多少意味は通じるでしょう。
ま、あんまり堅い話はよそう。

話を戻そう。
CGが現代の魔法(映画において)だとすると、その使い手によって、良くも悪くもなるんですよね。
だから映画を観る私たちは、良い魔術師になるべく出会いたいものです。
ただ、それはかなり難しいようです。
なぜなら、この映画のエンドロールが終わってからのシーンで語られていましたよね。

「魔術師が多すぎる」って。

category: タ行

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