【ラジオ・ヒッチコックR】

コンセプトは読むラジオ。映画や音楽の話題で楽しみましょう!

『ドクター・ストレンジ』CGこそ現代の魔法か?  

どーも、ロッカリアです。
皆さんの貴重なレコード体験を読ませて頂き、とても楽しかったです。
また、機会がありましたら、よろしくお願いします。

さて、この映画、魔法とCGの相性はバツグンだ。
CGも一種の魔法だからかも知れない。
ただ、それゆえに、実写であろうがセット撮影であろうが、全てがCGの世界で展開しているように思えて仕方がない。
原作がマーベル・コミックだからそれがむしろ当然なのかも知れません。
じゃあ、実写化になんの意味があるんじゃ! と言う心の声も存在しますが……。

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この作品の主人公が、医者として使えなくなった手を元に戻すために、魔法を習得しようとするが、物語はあらぬ方向へ進み、『インセプション』の夢のシーンを、もっと派手に演出した見せ場もあって、ラストまで飽きずに見れました。
が、結局、この手の映画を見て、純粋に楽しめる歳じゃないんだろうなぁ、と思ってしまいました。(今頃…)

でも、この映画で一番印象的なのは、至高の魔術師ワンがいったセリフだ。
憶えているだろうか。
「死があるから人生が輝く」
何のこっちゃ、と思われる人もいるだろう。
実はこのセリフに似たものを本で読んだことがある。
それは哲学書の入門書的な本で、こんなシチュエーションだった。

ある生徒が先生に尋ねる。
「人は皆死んでしまうののだから、人生は無意味ではないのか?」と。
それに対して先生はこう答える。
「もし、人の命が永遠なら、何を成し遂げても、何をしても、所詮、それは通過点に過ぎない」と。
「そんな人生が有意義な人生といえるだろうか? 人には寿命があるからこそ、人生は輝き、意味があるものになる」

かなり端折った文章で申し訳ないが、多少意味は通じるでしょう。
ま、あんまり堅い話はよそう。

話を戻そう。
CGが現代の魔法(映画において)だとすると、その使い手によって、良くも悪くもなるんですよね。
だから映画を観る私たちは、良い魔術師になるべく出会いたいものです。
ただ、それはかなり難しいようです。
なぜなら、この映画のエンドロールが終わってからのシーンで語られていましたよね。

「魔術師が多すぎる」って。

Posted on 2018/01/29 Mon. 22:38 [edit]

category: タ行

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『ロッキー』映画史に時折現れる奇跡  

どーも、ロッカリアです。

大作主義のハリウッドあって、低予算ながら大ヒットを記録し、アカデミー作品賞を受賞、無名だったシルベスター・スタローンを一躍スターにした奇跡の映画。
この映画をフェイバリットにあげる人も多いが、私もその内の一人。

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賭けボクシングと借金の取り立てで、なんとか生活している情けないチンピラ、ロッキーが、ちょっとした世界チャンピオン、アポロの気まぐれによって、世界ヘビー級タイトルマッチの対戦相手に選ばれてしまう。
エイドリアンという恋人に、そして今まで自分をバカにしていた人たちに、ロッキーは本当の自分を見てもらおうと、失われた時間を取り戻すかのようにトレーニングを始め、自身を変えて行こうとする姿に感動させられる。
ラストの戦いでは、勝敗よりも、決してくじけない姿に勇気をもらった人も多いはず。
あまりにも有名なストーリーなので、今更の説明でもあるまい。

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この映画をアメリカン・ドリームを具現化した作品と見る人は多い。
実際物語の中でも、無名のボクサーに世界戦のチャンスを与えることが、アメリカン・ドリームだというセリフがある。
今日は、この映画がいかに夢をつかんだのか? その辺のことをビル・コンティの音楽から語りたい。

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映画のオリジナル・サウンドトラックと言えば、ミュージカル、例えば『サウンド・オブ・ミュージック』だったり、『ウエストサイド物語』『サタデー・ナイト・フィーバー』のように、歌曲がメインのアルバムを除くと、どこか単調な感じがする。
一曲(メインテーマ)は良くても、あとはBGMのように使われたり、メイン・テーマをバラードや愛のテーマに分解して再構築されるのが要因だ。
だから私は、昔からEP盤を中心にサントラを買うことにしていたし、LPを買う時は、いろんな映画のテーマが入ったオムニバス盤を買うことにしていた。
この『ロッキー』も、テーマ主題を様々な場面に合うように繰り返し使われているが、他のサントラとは決定的に違うところがある。
それは、「ゴナ・フライ・ナウ」と言うテーマ曲の中に、いくつもの主題になりうるメロディが存在していることだ。
映画のオープニングで使われる「ロッキーのファンファーレ」は冒頭部分がそのまま使われてるし、ロッキーがトレーニングに励むシーンで流れる「ロードワーク」は中盤辺りを大胆にアレンジ、「最終ラウンド」はサビの部分を強調したアレンジで感動的な仕上がりを見せている。
歌曲の「貴方に夢中」や、「テイク・ユー・バック」にも必ず主題が現れる。
しかも、そのアレンジと言うのが凄くて、どのシーンにもピタリと合って、感動したり、悲しみを表したり、力強さを表現したり、ビル・コンティの才能には、ただ脱帽するばかりだ。

『ハリーとトント』のテーマも大好きだが、この『ロッキー』は別格。
これこそが彼のマスターピースだと断言したい。
スタローンとビル・コンティ、この二人が組んだ事こそアメリカン・ドリームを掴み取った要因であり、映画史において、時折現れる奇跡だと言いたい。

高校時代、試験前には必ず『ゴナ・フライ・ナウ』を聞いて士気を高めたことを今も忘れない。
大事な何かの前は、必ずこの曲を聴いて、パワーを、勇気をもらったものだ。

最後に、この映画は、ロッキーの他人への思いやりが、全編に溢れている事も付け加えておきたい。
未見の人は是非。

Posted on 2018/01/07 Sun. 00:14 [edit]

category: ラ行

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『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』これはダークな絵本なのだ  

どーも、ロッカリアです。
背中の痛みを無視して頑張るぞい。

そもそも、ティム・バートンの映画を、ストーリーだけ追いかけて見るなんてもったいない。
彼の映画は絵本だと思っている。
それも単純に子供に語りかけられるものじゃなく、お父さんお母さんがベッドで絵本を読み始めようなものなら、子供たちは怖くなって、眠るどころか泣き出してしまうような、そんなダークな絵本だと思います。
『グーニーズ』を子供が主役の楽しい映画と言いましたが、こちらは同じように子供を主人公にしながら、とっても気味が悪いシーンが目白押し。

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始まりは現代だが、いつも独自の世界観を作り出してきたバートンは、現代にありながら、第二次世界大戦のある1日が、永遠にループすると言う世界。
特殊な能力を持った子供たちが、ミス・ペレグリンに守られて過ごす屋敷に迷い込んだのは、16歳になったばかりのジェイクだ。
ジェイクは、この屋敷を訪れるまで、自分は普通の人間だと思っていたが、彼には、他人には見えないモンスターを見ることができる能力があることに気付く。
1943年9月3日と言う日をループしてきたミス・ペレグリンが、ホローガストと呼ばれる異能者のリーダー、バロンに連れ去られてしまい、ついに時間のループが崩れてしまう。
長い間、同じ日を過ごしてきた子供たちは、このままだと一気に年を取って老いてしまう。
ミス・ペレグリンをバロンの手から取り戻そうと、子供たちは特殊能力を駆使して、ホローガストと戦うために立ち上がる。

口からミミズのような触手を出すモンスターや、目ん玉が山盛りになった晩餐会のシーンや、特に後半はダークさ、気色悪さがマシマシです。
時間をテーマにしているだけあった、ラストはアインシュタインの相対性理論をちゃっかり使っていたり、バートン自身も一瞬だけどドアップでカメオ出演してます。
ホローガストたちと戦う後半は、特にオールドファンは必見。
『アルゴ探検隊の大冒険』に登場した骸骨戦士が、最新の技術でわんさか登場します!
大人に向けられたダークな絵本、オススメです。


Posted on 2017/12/11 Mon. 22:06 [edit]

category: マ行

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『グーニーズ』はなぜ面白いのか?  

どーも、ロッカリアです。

リアルタイムで観た時は、言うほど面白いとは感じなかったのですが、時が経つに連れて、段々と面白さが増してきた、と言えます。
裏を返せば、今のハリウッドでは、こう言った楽しい映画が作られていない、と言えるんじゃないでしょうか。
撮影方法も、ストーリーの順番通りに撮影され、ラストがどうなるのか出演者にも知らされていませんでした。
そして、この映画が面白いのは、スティーブンソンの「宝島」の現代版だから、だと思うからです。

(悪党一家のボスは、この母親だ!)
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主人公の少年マイキーは、小さい頃から父親に、片目の海賊ウィリーの話を聞かされて育った。
そんな彼は、立ち退きが迫った自分の家の屋根裏で、ふざけて遊んでいると、偶然古い地図を見つける。
マイキーは、その地図が片目のウィリーが宝を隠した場所が書かれていると信じ、この宝を見つければ、ゴルフ場の開発を目論む資産家から借りたお金を返して、立ち退かなくせて済むと、友だち(グーニーズ)と宝探しを始める。

地図には家の付近に隠されていることを示していて、探し始めると閉鎖されたレストランにたどり着く。
ところがそこは、悪党一家のブラッドリー家の隠れ家だった。

グーニーズたちは監禁されそうになるが、実はこのレストランには地下に通じる秘密の入口があって、追いかけられながらも、その地下に入って宝探しの冒険を続ける。
だが、グーニーズを待っていたのは、片目のウィリーが仕掛けた数々のトラップだった!

全体をコメディ・タッチで描き、一人一人のキャラクターを活かすことで軽妙さが出ています。
誰も(特に男の子)が子供の頃に夢見た宝探しの冒険談を、スピルバーグ(監督はリチャード・ドナー)は『インディ・ジョーンズ』の様な大掛かりな冒険じゃなく、とても身近に感じさせてくれます。
最大の見せ場は、片目のウィリーが仕掛けた数々のトラップを、いかに攻略するか、でしょう。

友情あり、笑いあり、そして涙もちょっぴり。
この映画を「宝物」の様に思っている人も、きっと多いはずです。


Posted on 2017/11/19 Sun. 21:31 [edit]

category: カ行

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「黄金の指』<吹替偉人伝>で見ました。シネマ with D  

どーも、ロッカリアです。
スリを描いて見せた、1973年のアメリカ映画をご紹介。

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  • お金を持っていそうなターゲットを見つけるのがベテレンの老人ケーシー(ウォルター・ピジョン)
  • そのターゲットから財布を抜き取る実行犯がハリー(ジェームズ・コバーン)
  • そのハリーが仕事をやりやすいように、セクシーなファッションでターゲットの注意をそらすのがサンディ(トリッシュ・ヴァン・デヴァー)
  • ハリーがスった財布を10秒以内に受け取るのがレイ(マイケル・サラザン)

この4人でチームを組むが、サンディと共に加わった新米のレイはヘマを繰り返し、一人浮いた存在だった。
一人前になりたいレイは、老人のケーシーからスリの特訓を受けたり、実際の場面を想定したリハーサルをしたりするが、レイと恋人関係にあったサンディはハリーと仲良くなったりと、地味だが色々飽きさせない展開だ。
後半では、ケーシーがレイのミスで警察に捕まり、彼の保釈金を稼ぐため、大勝負に出るが……。

私は「泥棒映画」と言うジャンルが好きですが、それにはエクスキューズが必要で、例えば、悪い奴から復讐の意味を込めて大金を狙う『オーシャンズ11』とか、難攻不落の警備を突破してダイヤを手に入れようとする『ホット・ロック』、あるいは父親の贋作を盗む『おしゃれ泥棒』
銀行関係なら『黄金の7人』や『バンク・ジョブ』『女銀行強盗ブロンディ』、変化球の『エントラップメント』『セイント』などなどキリがありません。
でも、この映画のスリは、普通の一般市民から財布を盗むんじゃう。
罪のない人から盗むと言うのが、個人的にはちょっと楽しめない要素で、感情移入しにくい作品になっています。
映画と言うのは分かるんですが、詐欺事件などが横行する現代においては、この映画のようにチームを組んで犯行に及んでいて、時代がこの映画の見方を変えてしまった、と言ってもいいでしょう。
だって、昔TVで見たときは、普通に面白かったんですから。
ラストで、ハリーが見せる男気には、今でもちょっとシビレます。

ジェームズ・コバーンの声を吹替ているのが小林清志氏で、これはもう抜群です。
テンションを決して上げすぎない話術は、コバーンにとても合ってます!
TVで見た頃の印象と全く変わりませんでした。

さて、この映画は日曜日に見たんですが、あれを食べながら見ました。

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シナモン大好きなので、ちょっとゴージャスにアップルシナモンのドーナツです。
映画を見るときにはドーナツと共に!
cinema with D!(ミスドの回しもんか!)

Posted on 2017/10/25 Wed. 20:40 [edit]

category: ア行

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